【NEWS】公共工事等における新技術活用システム「NETIS」に当社工法が登録

令和6年2月27日、当社の新技術「携帯型電磁誘導加熱(IH)を用いたオールオーバー工法」が公共工事等における新技術活用システム「NETIS」に登録されました。
詳しくは下記のリンクをご覧ください。

 

NETISについて

NETIS(New Technology Information System)とは国土交通省が運営するシステムで、建設事業者の新技術、工法、材料などに関する情報を収集し、共有および活用するためのデータベースです。

このNETISに登録されている技術は、すでに一定の評価が行われ信頼性の高いものであることから、活用をすることにより工事の効率化や品質の向上、安全性の確保、コスト削減などのメリットがあります。
また、評価データが公開されており、導入前に技術の効果や適用範囲を確認できるなど、その高い情報の透明性により発注プロセスにおけるリスクを軽減することができます。

 

「携帯型電磁誘導加熱(IH)を用いたオールローバー工法」とは

今回新技術として登録された「携帯型電磁誘導加熱(IH)を用いたオールオーバー工法(NETIS登録番号:KT-230311-A)」は、東京電機大学の指導の下で研究開発した新技術で、従来は釘・ビス・エポキシ樹脂系の接着剤等を併用していた石膏ボード等の内装建材の接着と剥離について、携帯型IH加熱装置を用いた電磁波により再加熱し、簡単に剥がすことができる工法です。
次のような特色や機能を備えています。

  • 3分以内に所定強度が得られるため養生不要
  • 0.5秒~9秒で国内で流通している建材の接着が、1秒~9秒でアスベスト、鉄錆、塗装を従来の1/3の時間で剥がす事が可能
  • 0.5秒~9秒の再加熱で不良箇所の修正および建材を剥がしての再利用が可能
  • 100㎜角の室内タイルは約2秒で、12.5㎜の石膏ボードは約6秒で接着が可能

 

本工法の導入効果

携帯型電磁誘導加熱(IH)を用いたオールオーバー工法(NETIS登録番号:KT-230311-A)」の導入により、次のような効果が見込まれます。

  • 施工費が安くなるので、経済性の向上が図れる。
  • 貼付け時間が短縮できるので、施工性が向上し工程短縮が図れる。
  • 再加熱で修正が簡易であり再利用や再資源化が可能であるため、廃棄物が減少するので周辺環境への影響抑制が図れる。
  • 無騒音・無振動で小型・軽量機器のため、未経験者や未熟練者等でも施工でき、施工性の向上が図れる。

 

主な工事実績

  • 建築内装工事
  • 屋上防水工事
  • トンネル工事
  • 廃棄物処理場工事
  • 河川堤防補修工事
  • 導水管補修工事
  • 擁壁落下防止工事
  • 地下街等の防水工事外壁工事
  • 下水幹線補修工事
なお、「携帯型電磁誘導加熱(IH)を用いたオールオーバー工法(NETIS登録番号:KT-230311-A)」では建築や土木、構造物に限らず、給排水や配線設備など多くの建材・材料・設備の仮付けに活用することができ、緊急事態や災害発生時に応急対応することも可能です。

 

主な製品実績

  • パナソニック様の簡単床暖のライン生産に使用する熱源の共同開発
  • 韓国スマートコーポレーション様のシール機の開発
  • 田島ルーヒング様の特注電磁誘導加熱機
  • 100v、200v両用電磁誘導加熱機
  • 小型移動用過熱蒸気機(実用化試作)
  • 100v、200v両用コイル着脱式電磁誘導加熱機
  • コイル着脱式電池式電磁誘導加熱機(実用化試作)
  • 小型移動用電気抵抗機(実用化試作)
  • 福島第一原子力発電所の汚染タンクの解体分離と汚染したテスト・天井・壁・床のテスト

 

本工法の導入をご検討ください

工期の短縮や環境への配慮、コスト削減につながる「携帯型電磁誘導加熱(IH)を用いたオールオーバー工法(NETIS登録番号:KT-230311-A)」のご活用についてご検討いただければ幸いです。
詳しい導入実績や効果、ご相談などお気軽にお問い合わせください。

E-mail: info@all-over.jp
FAX: 048-541-1388

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